今回ポケカードラボでは、拡張パック『反逆クラッシュ』で登場した《ドラパルトVMAX》の特徴や、どのようなデッキとして構築されているのか、また逆に、《ドラパルトVMAX》の対策方法などについても書いていきます。
ポケモンカードのデッキを構築する時の参考になるような記事になっています。関連デッキの紹介もしているので活用してくださいね。
- デッキのレシピを知りたい
- 主要カードの解説
- 関連デッキは?
この記事で全て解決!
ドラパルトVMAXの特徴
《ドラパルトVMAX》は拡張パック『反逆クラッシュ』で登場したポケモンVMAXのカードです。
ワザ「ダイファントム」がとっても強力!
ワザ「ダイファントム」はバトルポケモンに130ダメージを与えるだけでなく、相手のベンチにダメカン5個を好きに乗せることができます。
このワザの効果によって、
・次のアタッカーを倒しやすいように、あらかじめダメカンを乗せておく。
・進化前のHPの低いたねポケモンを先にベンチで倒してしまう。
・ダメージを受けてベンチに逃げた相手ポケモンを倒す。
といった色々な動きが可能です。
《ドラパルトVMAX》は倒されるとサイドを3枚取られてしまうのですが、このワザのおかげでそのデメリットを打ち消してしまうぐらいの攻撃を仕掛けていけるのが特徴です。
ホラー超エネルギーでさらにダメカンを乗せられる!
《ドラパルトVMAX》と同じ拡張パック『反逆クラッシュ』に収録されている《ホラー超エネルギー》は、超ポケモンについていれば、そのポケモンに攻撃してきた相手ポケモンに対してダメカンを2個乗せることができます。
《ドラパルトVMAX》は超エネ2個で「ダイファントム」を撃てるので、それが2個とも《ホラー超エネルギー》であれば、攻撃を受けた際にダメカンを4個も乗せられることになります。
「ダイファントム」を撃った相手がそのまま攻撃してくれば、合計ダメージは170。新しく出てきたポケモンが攻撃してきても、40ダメージが乗った状態でこちらの番になります。
ドラパルトVMAXを簡単に倒せる相手が少ない!
《ドラパルトVMAX》はHPが320、そして弱点が悪タイプです。
320というダメージを簡単に出せるポケモンがいないのももちろんなのですが、今の環境では活躍できる悪ポケモンがあまり多くはありません。
つまり、それだけ《ドラパルトVMAX》が環境上位に行きやすいということになります。
ほぼ確実に2回は攻撃をしてくれるので、かなり安定した動きを毎試合してくれそうです。
エネ加速がしやすい!
超タイプには、最強のエネ加速ポケモンの1枚と言っていい《カラマネロ》の存在があります。
《ドラパルトVMAX》のワザに必要なエネは最大でたった2枚。
《カラマネロ》1匹の特性と手貼りで、速攻でワザを撃ち始められちゃうんです!
《ドラパルトVMAX》を呼べるカードが充実している
進化ポケモン専用の《しんかのおこう》だけではなく、超タイプには《ミステリートレジャー》というグッズがあるので、ほかのタイプのデッキよりも安定して「ドラパルトVMAX」を場に立てることができます。
ドラパルトVMAXのデッキレシピ
3/6の『反逆クラッシュ』発売以降、いくつかの種類の《ドラパルトVMAX》デッキが活躍しているようなので、それぞれ紹介していこうと思います。
ドラパルトVMAXデッキ
こちらは3/21に行われた『スペシャルリーグ2020 銀座』で優勝した《ドラパルトVMAX》のデッキレシピです。
ワザ「ダイファントム」に加えて《ホラー超エネルギー》だけでなく《ジャイアントボム》をつけておくことでさらに相手にダメカンを乗せることができます。
また、相手の攻撃を遅らせることができる《エール団のしたっぱ》が採用されており、それを《ミュウツー》の特性と《回収ネット》、そこから《ヤレユータン》の特性でのコンボで何度も再利用ができます。
ドラパルトVMAX/シンボラーデッキ
こちらはポケモンカードチャンネルで紹介されていたデッキです。
相方に《シンボラー》を置くことで、特性でさらにダメカンを乗せたり、また一度《ドラパルトVMAX》で攻撃した後に《シンボラー》で攻撃して大ダメージを与えるといった動きができます。
《シンボラー》は非V・GXなので倒されても取られるサイドは1枚。
相手のサイドを取るプランを崩していけるという点でも、《ドラパルトVMAX》の相方としてはかなりいいですね。
《イエッサンV》の特性や《マオ&スイレン》で回復もできるようになっているので、《ドラパルトVMAX》がそのぶんきぜつしにくくもなっています。
ドラパルトVMAX/シンボラー/ギラティナデッキ
本日18時より開催のスタンダード大会は参加者7名!
優勝はホーリィ様の「ドラパルト」でした!
/Sho#ポケモンカード #ポケカ #ポケモン #カードシークレット #Card_Secret pic.twitter.com/uEuxjVF0XH— Card-Secret (@card_secret) March 7, 2020
こちらは《ドラパルトVMAX》《シンボラー》に加えて《ギラティナ》も搭載されています。
《ギラティナ》の特性によって相手ベンチにダメカンを乗せられるので、よりダメカンをばらまくことを重視したデッキになっています。
さらに先攻1ターン目からでも《バルキー》によってダメカンを乗せていけるので、ダメージ調整がしやすそうですね。
ドラパルトVMAX/マタドガスデッキ
本日18時より開催のスタンダード大会は参加者3名!
1勝1敗で三すくみのため、全員優勝です!笑
全員からデッキ掲載許可をいただきました!
まずはファントム様の「ドラパルト」です!
/Sho#ポケモンカード #ポケカ #ポケモン #カードシークレット #Card_Secret pic.twitter.com/YXosewqFyp— Card-Secret (@card_secret) March 8, 2020
こちらのデッキは、《ホミカ》と《マタドガス》の特性のコンボによって相手の場全体にダメカンを乗せていく戦術のようです。
他のデッキと違って《カラマネロ》を採用せず、エネ加速ができない代わりに《ブルーの探索》で展開がしやすくなっています。
《ミックスハーブ》《マオ&スイレン》といった回復カードも的確に持ってこれるので、《ドラパルトVMAX》の攻撃回数も多くしていけますね。
ドラパルトVMAXデッキへの対策
では今度は「ドラパルトVMAX」を相手にするとしたら、どんな対策や戦術が必要なのか、逆の立場になって考えていこうと思います。
悪ポケモンで弱点を突く!
カラマネロVMAX
エネ加速の手段が難しいですが、「ダイジャマー」を撃てれば《ドラパルトVMAX》は一撃です!
《ホラー超エネルギー》でダメカンを乗せられたとしても、《カラマネロVMAX》のHPならかなりの余裕を持って耐えることができます。
オーロンゲ
《ドラパルトVMAX》はワザを撃つのに2エネは貼ってくれるので、《オーロンゲ》の《エナジープレス》で弱点込みでちょうど320ダメージを出すことができます。
また、このポケモンは特性で相手にエネを1枚多く貼らせるので、ワザを撃たせにくくしつつ攻撃することも可能ですね。
ミカルゲ
ダメカン5個、もしくはダメカン3個+「ハッスルベルト」でも「くもんのさけび」で「ドラパルトVMAX」を倒すことができます。
ただしどちらの場合も、相手の「ドラパルトVMAX」に「ホラー超エネルギー」が2枚ついていたら同士討ちで「ミカルゲ」もきぜつしてしまうので、ここがネックな点ではないでしょうか。
ヤミラミV
《ドラパルトVMAX》にダメカンが3個乗っていれば、「マッドネイル」で倒すことができます。
《ヤミラミV》は相方に《ガラルタチフサグマ》を採用していることが多いので、このポケモンの特性でダメカンを乗せておいて、《ヤミラミV》で倒してしまうのがいいかもしれません。
アローラペルシアンGX
《ドラパルトVMAX》が《ホラー超エネルギー》をつけていれば、特性「ドヤがお」で《アローラペルシアンGX》はワザのダメージも効果も受けなくなるので相当強く出られます。
だた、《アローラペルシアンGX》自身、ワザで一撃で倒せないこと、そして《無人発電所》や《ミミッキュ》の特性で特性を止められてしまうとつらいのがちょっと切ないです。
ワザの効果を受けなくする!
「ドラパルトVMAX」の「ダイファントム」は、なんといってもワザの効果が強力です。
なのでこの効果を受けなくさせて、こちらのベンチにダメカンを乗せない動きをすればいいのではないでしょうか。
ガラルバリコオル
特性《バリアフリー》によってワザの効果を受けないのですが、エネルギーをつけていないといけないので、倒されたくないポケモンに確実にエネをつけておく必要があります。
そらのはしら
《そらのはしら》は、「おたがいのベンチポケモン全員は、相手のワザのダメージや効果を受けない。」と書いてあるので、相手にスタジアムを張り替えられない限り、「そらのはしら」で自分のベンチポケモンを「ダイファントム」から守ることができます。
《そらのはしら》の効果で《ドラパルトVMAX》のワザの効果を防ぐことについての詳しい記事は「【ポケカQ&A】そらのはしらでドラパルトVMAXの「ダイファントム」は防げるの? 【ポケカ】」コチラでまとめてありますので、合わせて読んでみてください★
ドラパルトVMAXの考察のまとめ
《ドラパルトVMAX》は1進化で2エネと、非常に簡単に《ダイファントム》を撃つことができます。
その割にはワザが強力で、すぐに倒されてしまうこともありません。
先程、弱点である悪ポケモンたちを何匹かピックアップしましたが、それらのポケモンが他の環境上位のデッキにも勝てなければ結局は《ドラパルトVMAX》側が環境に残れるので、現段階ではかなり猛威を振るえるポケモンだと思います。
《ドラパルトVMAX》自体の使い方の難易度はさほど高くないはずですので、とりあえず一度は握ってみてはいかがでしょうか♪
今回紹介したカードはポケモンカード強化パック『反逆クラッシュ』に収録されています。