SM環境最速の公認大会!チャンピオンロードクラシック!!
この大会で、現在のSMレギュ環境上位のデッキを徹底的に調査しました。この調査結果が、環境上位の強いデッキを構築する参考になったり、環境上位デッキをメタるデッキを構築する時の参考になってくれると嬉しいです。
SM環境最速の公認大会とは、9/1(土)にメガトンパンチさん主催で行われた【チャンピオンロードクラシック】!
SMレギュへの変更初日の大会で、しかも9/7(金)発売の「超爆インパクト」をプロキシで使えるということもあって、色々なデッキが活躍していました。
今回ポケカードラボでは、この大会での上位入賞デッキと、全体のデッキ分布を一挙に紹介していきます!
優勝:ホワイトキュレム/アルセウス♢プリズムスターデッキ
44人もの中から見事優勝を収めたのは、チャイナスリスさん!
そして使用デッキは、ホワイトキュレム/アルセウス♢プリズムスターデッキでした!
優勝者チャイナスリスさんのコメント
デッキ名:ホワイトキュレム
「アルセウス♢プリズムスターがサイド落ちしなければ勝てる」とのコメントを頂きました!
ホワイトキュレムデッキレシピ
早速デッキレシピを見ていきましょう。
【チャンピオンロードクラシックよりお知らせ】
44人で開催しましたチャンピオンロードクラシック、優勝はチャイナスリスさんのホワイトキュレムデッキでした!
おめでとうございます! pic.twitter.com/OJqIHu5TFq— メガトンパンチ鈴木 (@megaton_punch01) 2018年9月1日
編集がしやすいようにデッキコード付きのデッキレシピも載せておきますね♪
このデッキは当サイトでも紹介したり、店舗優勝もしていたりとかなり注目されているデッキですが、SM環境初日からいきなりその実力を見せつけてくれました。
なんといっても今大会唯一の全勝優勝!!
デッキもそうですがそれを見事に使いこなしたチャイナスリスさんも、ただただ圧巻だったといえます!
惜しくも優勝を逃したデッキには、ロストマーチやゼラオラGX軸のデッキがありました。
どちらも相当なパワーのあるデッキではないでしょうか。
全体の順位
今回さんご参加いただいた参加者の最終順位を載せておきます。
※1名は途中棄権しているので、全43名分の順位となっています。
全体のデッキ分布
チャンピオンロードクラシックには総勢44人が参加していました。
そしてこれがその全てのデッキ分布です!
見ていただけると分かるように、そこまでの偏りはありません。
たしか去年の今頃はルガゾロとこうしんマーシャドーの2強ぐらいの勢いだったはずなので、それと比べてもだいぶ環境が散らばっています。
それでは各カードごとにどんな相方がいたのか紹介していきます。
ロストマーチ系統
マーシャドーGX
ネイティが持っている「ロストマーチ」をマーシャドーGXも撃つことができるので、うまくいけば環境に多くいるゾロアークGXを一撃で倒すことができます。
ゾロアークGX
新弾を絡めた新たな組み合わせですね!
こうしんゾロアークというデッキが過去流行っていたので、それと似た動きではと思います。
今後どこまで活躍するのか楽しみです。
ゼラオラGX系統
レックウザGX
ゼラオラGXの「フルボルテージGX」やレックウザGXの特性「しっぷうどとう」でエネを一気に貼って、逃げる時はゼラオラGXの特性「じんらいゾーン」でエネを捨てずに済むという、強くて相性がとても良いデッキです。
カプ・コケコGX
特性「エアロトレイル」で傷ついたバトルポケモンをベンチに引っ込ませつつ、自分はバトル場に。さらに場の雷エネを好きなだけ自分に貼り替えていきなり攻撃ができます。
アーゴヨン
特性「チャージアップ」によってトラッシュの基本エネを自分に付けられるので、ゼラオラレックのデッキと合っています。
ゾロアークGX系統
マグカルゴ
特性「じならし」で好きなカードを山札の上に持ってきて、ゾロアークGX「とりひき」で引く。やはりこのコンボは強いようですね。
ルガルガンGX
特性「ブラッディアイ」で相手のベンチポケモンを好きに呼んだり、「とりひき」でドローができたり。サポートを使わなくても色々できてしまう便利で強すぎるデッキです。
ダストダス
ゾロアークGXで攻めつつダストダスの「ごみなだれ」で大ダメージを狙っていくデッキ。
ゾロアークGXが苦手な闘ポケモンをダストダスが倒してくれるのでとても相性がいいです。
ソルガレオGX系統
ゾロアークGX
特性「とりひき」でふしぎなアメを引きやすくなったり、攻撃にも役立ってくれたりと頼れる相方です。
アローラキュウコンGX
特性「ふしぎなみちびき」でふしぎなアメやハイパーボールがあれば速攻でソルガレオGXに進化することができます。
ウルトラネクロズマGX系統
カラマネロ
特性「サイコリチャージ」によってトラッシュから超エネを加速できるので、ウルトラネクロズマGXが「フォトンゲイザー」を心置きなく撃てます。
コケコカウンター系統
シンボラーGX
特性「ミラーカウンター」によって相手のGXポケモンからのダメージをそのまま相手にも乗っけてくれるので、こちらが攻撃しなくても勝手に相手にダメカンをためることができます。
イベルタルGX
環境にはあまり出ていないものの、カプ・コケコの「かいてんひこう」でダメージをばらまいた後にイベルタルGXが「デスカウントGX」を使えば、厄介な相手をそのまま気絶させることができちゃいます。
ドンカラス
カプ・コケコの「かいてんひこう」でダメージをばらまいてから「レイブンクロー」を撃てば、相手に大ダメージを与えることができます。
マニューラ
「あくのおきて」の方でカプ・コケコと一緒にダメージをばらまくのもよし、「あくのいましめ」で相手のバトルポケモンを一気に倒すもよしと、相手にとってはどちらも厄介なポケモンです。
ジュカインGX系統
ラランテス
特性「にほんばれ」でジュカインGXのワザのダメージをどんどん上げていく狙いがあります。
アローラナッシー系統
ヌケニン
特性「いのちのうつわ」でアローラナッシーについていれば、倒された時の取られるサイドが1枚少なくなるので、0枚ということになり相手がなかなかサイドを取れなくなります。
ラランテス
ジュカインGXの時と同じく、特性「にほんばれ」によってアローラナッシーのダメージを上げてくれます。
ホワイトキュレム系統
アルセウス♢プリズムスター
デッキにホワイトキュレムの他にフェローチェやカプ・コケコ、ゼブライカを入れておけば1エネでワザを撃つことができ、さらに一気にエネ加速ができます。
デスカーン系統
ベンチで効果を発揮するカードたち
ベンチに出た時に特性が働き、さらにデスカーンの「ソウルジャグリング」でトラッシュしておけば、ダメージアップにもつながりさらにベンチを狙われる心配もありません。
ジュナイパーGX系統
ゾロアークGX
ソルガレオGXの時と同じく特性「とりひき」によってふしぎなアメからの進化をしやすくし、さらにジュナイパーGXの特性「フェザーアロー」がゾロアークGXの「ライオットビート」のダメージ調整もしてくれるのでお互いに相性がいいです。
アローラキュウコンGX
特性「ふしぎなみちびき」でふしぎなアメやハイパーボールなどのグッズを持ってこれるので、ジュナイパーGXへの進化がかなり早い段階でできます。
その他のデッキも紹介!
そのほかの個性的なデッキたちもごそっと紹介しておきます!
・アーゴヨンGX/ツンデツンデGXデッキ
・ゲッコウガGX/アローラキュウコンGX/ゾロアークGXデッキ
・サーナイトGX/ニンフィアGX/ゾロアークGXデッキ
・ドンファン/ルガルガンGXデッキ
・ルガルガンGX/マッシブーンGXデッキ
以前から注目されていたり今後注目が予想されるデッキが並んでいますね。
環境がまとまっていないこの環境ではどのデッキが上がって来てもおかしくない状況です!
メガトンパンチさんの総評
大会お疲れ様でした!どうも!メガトンパンチでございます!
44名が参加しました【第1回チャンピオンロードクラシック】、
皆さん勝ちを目指してゼンリョクで戦っていて「ああ、俺もやりてーなー」って思いました。
優勝はホワイトキュレム、アルセウスのトリニティスターでエネルギー加速してホワイトキュレムで盤面を制圧するデッキです。
非GXのデッキとしての代表格とも言えるデッキですが、構築の細かいところを見てみると・・・
ツボツボ、ねがいのバトンがないので、ほぼアルセウスに頼る構築。
アクアパッチと合わせて使うことで1ターンに3~5エネを付けることも可能になっています。
ツボツボやねがいのバトンなどリカバリーのためのカードを増やすよりも、デッキを回すパーツ(おとりよせパッド、ダートじてんしゃ、フウとランなど)を多投して、非GXのサイド優位性を生かして突っ走る方に寄せたのでしょうか?(同じような発想の構築で2017年大阪優勝のメガレックもそんな感じでした)
今回の大会、超爆インパクトのプロキシ使用可ということでロストマーチが多く見られました。
逆に言えば、上がってくるのは対策をしているデッキとも言え、やはり上位デッキは、ロストマーチ対策が見てとれます。
チャイナスリスさんのホワイトキュレムには、ククイ博士が入っています。
ドローだけではなく、そのターンのダメージを増やす効果がありますが、これがHPの低いロストマーチに抜群に刺さります。
エネルギー加速の役割で技を打つアルセウス♢プリズムスターが、HP40のネイティ、ハネッコを倒せるようになるのです!
ロストマーチは展開がやや遅いデッキなので、十分にこの動きが狙えます。
お互い非GX同士、Nのようなひっくり返すカードがない環境においてサイドレースは何より重要であり、トリニティスターで後続を育てながらサイドを取る、実に理想的な動きが出来るようになるのです。
やはり従来のようにねがいのバトンなど入る型も良いのですが、そこから新しい環境に合わせてデッキを組み替え、相手のデッキに合わせたプレイングを貫いた、素晴らしい勝利でした!
9/16、僕とは当たらないでください。よろしくお願いします。
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