拡張パック『フルメタルウォール』が発売されたのもつかの間!
いよいよ2/17(日)に【チャンピオンズリーグ2019 新潟】が開催されます。
例年以上に数多くのデッキが環境に混在しているので、網羅するのがとても難しいのが現状です。
なので今回は、このポケカードラボが書き続けてきた1月、2月(8日分まで)の優勝デッキと、1~2月に開催されたシティリーグでの優勝デッキをすべてまとめて、そのTOP10や注目デッキを一挙紹介していこうと思います!
SM環境上位デッキ集TOP10!
今回はTOP10に加えて優勝記事に登場した回数も細かく分けておきました。
ではここからは各デッキの構築を紹介していきます。
なお、デッキ名の隣にある数字は(1月優勝/2月優勝/シティリーグ優勝)の回数を表しています。
1位(44デッキ):ピカチュウ&ゼクロムGXデッキ(35/8/1)
圧倒的に強かったのがこのピカゼクデッキ!
優勝回数もそうですが、何より展開スピードとパワーが桁違いで、少しでも相手の展開が遅れようものなら一気に試合を持って行けます。
最初のターンから「フルドライブ」、そして次には「タッグボルトGX」で対戦終了!という展開を見た人も多いはずです!
一緒に入っているカード
「ゼラオラGX」、「サンダー」、「カプ・コケコGX」といった優秀なサブアタッカーに加えて、「カプ・コケコ♢プリズムスター」や「サンダーマウンテン♢プリズムスター」、そして「エネルギーつけかえ」というように、ワザも非常に撃ちやすくなっています。
さらに「デデンネGX」や「電磁レーダー」の登場で展開がよりしやすくなったので、間違いなくCL千葉でも多く見るデッキのはずです。
2位(27デッキ):ウルトラネクロズマGXデッキ(19/4/4)
「カラマネロ」の特性でのエネ加速を軸に環境トップに君臨し続けているデッキです!
「フォトンゲイザー」の圧倒的ダメージに加えて、そこでトラッシュした超エネルギーを「カラマネロ」がループさせてくれるので、一度場が完成してしまうとほぼ止めることができません。
中盤には「ビーストリング」、さらに終盤になると「めつぼうのひかりGX」で相手のHPの低いポケモンたちを一掃できるので、対戦を通して全く弱さを見せないのが魅力です。
シティリーグでも最多優勝をしているので、このデッキが今みなさんの中で一番使う候補に挙がっているのではないでしょうか。
一緒に入っているカード
一番のキーカードである「カラマネロ」を軸に、「ギラティナ」や「マーシャドーGX」といったサブアタッカー、そして最近では「ジラーチ」を入れている構築がほぼ100%になりました。
「トキワの森」を採用することで、エネルギーが持ってきやすくなったり、手札の「超エネルギー」や「ギラティナ」をワザとトラッシュして場の完成に活かすといった動きもできるようになりました。
3位(21デッキ):ジラーチサンダーデッキ(15/2/4)
去年の夏ごろのポケカ四天王戦やシティリーグ突然現れ、そこから一気に大流行したデッキです。
「ジラーチ」の特性でトレーナーズを引いて、そのまま「サンダー」と入れ替えて「アサルトサンダー」!
これが主な攻め方になります。
後攻1ターン目から80ダメージ以上を出すことができ、相手の場が完成する前に一気に有利対面に持ち込むことができます。
たねポケモンの非GXポケモンを中心に構築されるので、その分いろいろなカードを入れられ、またサイドが取られにくくなっているのが特徴です。
こちらもシティリーグでは「ウルトラネクロズマGX」に並ぶ優勝回数を誇っており、CL千葉にいること間違いなしです!
一緒に入っているカード
サブアタッカーとしては「マッシブーン」や「カプ・コケコGX」、「サンダースGX」やたまに「ウツロイド」も入っていたりします。
「ポケモンいれかえ」や「あなぬけのひも」などが多く入っていて、「サンダー」がとにかく動きやすくなっています。
最近では相手の足止めに「アブソル」や、回復をさせないための「バリヤード」も入っていますね。
4位(17デッキ):サーナイト&ニンフィアGXデッキ(16/0/1)
「アブリボン」の特性をフルに活かしてひたすらに攻めていくデッキ!
ベンチが「グズマ」で呼ばれなくなり、「フェアリーチャーム」で環境上位をのきなみ完封できるので、先月一気に流行りました。
ただ、2月になってジムバトルでの優勝が無くなってしまったので、向かい風な気も・・・
ですがそこを逆張りであえて使うのもアリかもしれませんね。
一緒に入っているカード
相方としてはほぼ必須で「アブリボン」が入っています。
「フェアリーチャーム」は雷で対「ピカチュウ&ゼクロムGX」、特性で対「ゾロアークGX」、「ソルガレオGX」、「メルメタルGX」、「ゼラオラGX」などなど、UBで「ウルトラネクロズマGX」や「フェローチェ&マッシブーンGX」といったように、環境に多いポケモンたちからの攻撃を思いっきり止めてくれています。
サブアタッカーとして「ゼルネアス♢プリズムスター」を採用しているデッキも多いですね。
4位(17デッキ):ゲッコウガ&ゾロアークGX(13/4/0)
拡張パック『ナイトユニゾン』で一気に注目され、2月に入っても優勝を続けている悪デッキです!
「ゲッコウガ&ゾロアークGX」自身ではなく、サブアタッカーたちに一気に場に悪エネルギーをためてもらい、「あくのはどう」でどんどん大ダメージを与えていくのが基本的な動きになっています。
「ナイトユニゾンGX」を撃ってベンチに「ガオガエンGX」を置くために、あえて「ニャビー」を入れていないという構築もちらほら見られます。
一緒に入っているカード
エネ加速として「ガオガエンGX」や「サメハダー」のどちらかがまず入って来て、さらに「ダークライGX」や「ダークライ♢プリズムスター」といったポケモンが入ってきます。
エネ加速をした後すぐに「あくのはどう」が撃てるように、「エネルギーつけかえ」を入れているデッキも多く、そして「ブラックマーケット♢プリズムスター」は取られるサイドを減らすために必須で入っています。
6位(16デッキ):フェローチェ&マッシブーンGXデッキ(0/14/2)
2月の『フルメタルウォール』発売後から一気に優勝を重ねているデッキです!
サブアタッカーを入れずにエネ破壊や回復に専念している超耐久の構築が目立っていて、シティリーグでも優勝を収めています。
「ジェットパンチ」でベンチダメージを与えられるだけでなく、中盤からは「エレガントソール」で大ダメージも狙えるので、かなり使い勝手はいいはずです。
2月に登場したにも関わらずすでに2回もシティリーグで優勝しているので、その強さは本物ですね!
一緒に入っているカード
型によって構築が分かれるのですが、一番多いのは「ブルーの探索」を軸に、エネ破壊と回復のカードを多く積んでいる型です。
「クラッシュハンマー」、「改造ハンマー」、「アセロラ」、「まんたんのくすり」、「ライフフォレスト♢プリズムスター」がよく見られます。
6位(16デッキ):ルガルガンGX/ゾロアークGXデッキ(14/2/0)
今の環境の中で一番長い間環境トップにいるデッキです!
「ルガルガンGX」で相手ベンチを引っ張り出したり、「ゾロアークGX」でドローしたりと、1ターンでサポートを2・3枚使っているようなことを簡単にしてしまうデッキです。
環境によって微妙に構築を変えるだけでそのまま上位に居座れるので、誰からも警戒されているデッキの一つです。
一緒に入っているカード
このデッキは相方が非常に多く、一番どのカードとも相性がいいデッキになっています。
サブアタッカーだけでも、「マッシブーンGX」や「マッシブーン」、「マニューラ」、「アローラキュウコンGX」がおり、補助役として「アローラベトベトン」や「マグカルゴ」が助けてくれます。
「ユニットエネルギー闘悪妖」や「カウンターゲイン」が採用されていることもあるので、覚えておいて損はないと思います。
8位(12デッキ)クワガノンGX/クワガノンデッキ(9/1/2)
「デンヂムシ」の登場で一気に環境上位に飛び出してきたデッキです!
「クワガノン」も同じ拡張パックで登場し、「エレキほう」の強さでも驚かれたのですが、何よりもそこからのシティリーグで「クワガノンGX」が優勝したことで大注目されました。
「クワガノンGX」を重視して採用している型、「クワガノン」軸の型といくつか構築があったのですが、今回一緒にしています。
一緒に入っているカード
まず前提と「デンヂムシ」は必須で入ってきます。
そこに雷デッキを強化してくれる「エレキパワー」や「サンダーマウンテン♢プリズムスター」、「カプ・コケコ♢プリズムスター」なども入って来て、「サンダー」をアタッカーとして採用している型もあるようです。
個人的にも「クワガノン」は非常に好きなので、ぜひ大会で活躍してほしいです!
9位(11デッキ)ズガドーンGX/アーゴヨンデッキ(9/2/0)
去年まで間違いなく環境トップだったデッキですが、少しタッグチームGXに押されて順位を下げた気がします。
ですが大ダメージを出すパワーやエネ加速のスピードはほかのデッキと比べても負けていないので、大会でも使う人は一定数いるのではないかと思います。
「フェローチェ&マッシブーンGX」や、今回惜しくもランクインしなかった「ルカリオ&メルメタルGX」といったポケモンに対して弱点を突けるので、まだまだ環境から外れることはありませんね。
一緒に入っているカード
必須カードとしては、「ビーストリング」、「ウルトラスペース」、「ヒートファクトリー♢プリズムスター」、「ミステリートレジャー」など。
そして「エネルギーーつけかえ」で「ズガドーンGX」がすぐにワザを撃てるようにしている構築もあります。
また、最近はぐっと減りましたが、「アローラベトベトン」はたまに入っています。
9位(11デッキ):カウンターコケコデッキ(8/3/0)
「カプ・コケコ」の「かいてんひこう」でダメージをばらまき、「カウンターエネルギー」を利用して「カプ・テテフ」の「マジカルスワップ」でサイドを一気に取っていきます。
非GXデッキの代表格として常にGXデッキに対してプレッシャーをかけていて、特に「カウンターエネルギー」でどのタイプのポケモンでも入れられるので、幅広く相手に対応できるのが魅力です。
一緒に入っているカード
先程書いたように、「カプ・テテフ」はダメカンを移動するために必須で採用されています。
そしてそのダメカンを回復させられないように「バリヤード」を採用し、「アブソル」で相手の動きを鈍らせたり、サブアタッカーとして「マッシブーン」や「ナゲツケサル」を採用したりという構築も見られます。
その他の注目デッキ
今回ランクインはしなかったものの、環境で注目されているであろうデッキもいくつか紹介しておきます。
ルガルガンGX/アローラペルシアンデッキ
シティリーグでいきなり登場し、そのまま優勝を収めたデッキです!
「ルガルガンGX」の特性でベンチのポケモンを引っ張り出しつつ、エネいらずの「アローラペルシアン」で攻撃していきます。
「カラマネロ」や「ジラーチ」、進化前のたねポケモンを序盤から狩ることができ、見事に環境を読んだデッキとなっています。
ルカリオ&メルメタルGXデッキ
こちらもシティリーグで優勝したのですが、登場が2月となったのでTOP10には入れなかったデッキです。
「フェローチェ&マッシブーンGX」以上の耐久力を誇っており、中途半端なダメージを与えられてもびくともしません。
ちなみにこちらは優勝回数7回(0/6/1)でした。
ルカリオGX/ゾロアークGXデッキ
こちらはジムバトルでは登場していませんでしたが、2/10のシティリーグで優勝していたので、あと数日の間に間違いなく研究されるであろうデッキです。
優勝デッキの画像では「アローラキュウコンGX」も採用されていましたが、いったいどんな構築だったのか・・・気になりますね!
リザードンデッキ
実はこのデッキが惜しくもTOP10に入れなかった11位のデッキでした。
非GXポケモンでHP150、そしてワザも大ダメージを出せて「フェローチェ&マッシブーンGX」に弱点を突けるなど、環境上位に対しての対抗策が多くあるデッキです。
10位とはわずか1デッキ差の10デッキ(7/3/0)だったので、最後に載せておきます。
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