今回ポケカードラボでは、3月28日に開催される『チャンピオンズリーグ2021愛知(CL愛知)』に向けての、最新ポケカ環境ランキングトップ10を発表します!
レギュレーションが変わって拡張パック『一撃マスター』『連撃マスター』が発売された1月22日から現時点(3月24日)でいったいどのデッキが勝利しているのか、店舗大会や非公認大会の結果からお見せしていこうと思います。
ポケモンカードのデッキを構築する時の参考になるような記事になっています。関連デッキの紹介もしているので活用してくださいね。
集計期間・集計数・集計対象
今回の集計期間は、レギュレーションが新しくなり、『一撃マスター』『連撃マスター』が発売された1月22日から、『双璧のファイター』が発売されこの記事を書いている時点(3月24日)です。
その間の店舗大会や非公認大会、また選手個人の開催した大会の優勝デッキ402個が集計対象となっています。またその際、デッキ名だけでデッキレシピが完全に載っていないものに関しては、どのようなデッキなのか詳細が分からないため、集計対象からは外しています。
CL愛知直前!最新ポケカ環境ランキングトップ10!
今回のランキングでは、集計期間全体の優勝デッキ数を軸として、さらに細かく、『双璧のファイター』の発売前と発売後の数も分かるようにしています。
それではさっそくですが、ランキングをどうぞ!!
※ランキングの[]の中は、『双璧のファイター』[発売前-発売後]それぞれの優勝デッキ数です。
1位:三神ザシアン(71デッキ[59-12])
1位は堂々の三神ザシアン!
『一撃マスター』『連撃マスター』『双璧のファイター』発売後も特に弱体化がなく、なんといっても《アルセウス&ディアルガ&パルキアGX》の弱点が実質無いようなものなので、あまり気にせずにバトル場に出すことができます。
内訳としては単純に後1で「オルタージェネシスGX」を目指すデッキも21デッキと多かったのですが、《ミュウツー&ミュウGX》採用型が24デッキと一番多かったです。
これは《いちげきウーラオスVMAX》《れんげきウーラオスVMAX》を弱点で一撃で倒せるようにしている採用だと思われます。
他にも相手の効果を貫通できる《ギルガルドV》が採用されていたり、『双璧のファイター』発売後は《ガラルサンダーV》の採用も増えてきているので、意外と色々なタイプのカードを採用できる、弱い点があまり見当たらないデッキとなっています!
2位:ビクティニVMAX(57デッキ[47-10])
2位にランクインしたのは『連撃マスター』で登場した《ビクティニVMAX》デッキ!
進化前の《ビクティニV》は2種類登場しているのですが、どちらも優秀な性能を持っていて、両方採用されていることが多めです。
2エネ「ダイビクトリー」で相手のポケモンVに対して220が出るというのも非常に強く、三神ザシアンの《ザシアンV》ならそもそも弱点で一撃、ほかのポケモンVもたいてい一撃なので、先攻を取ってしまえば相手がポケモンVMAXになる前にどんどん倒すことも可能です。
また、2エネというのがとにかく便利で、《溶接工》でのエネ加速だけで攻撃準備が完了するので、手貼りを他のポケモンに分配して育てておくこともできます。
相方として《レシラム&リザードンGX》《ヒードランGX》《ファイアローV》を採用した炎単のデッキも多かったのですが、一番多い組み合わせは《ミュウツー&ミュウGX》を採用した型でした。
三神ザシアンの時と同様に、やはり《いちげきウーラオスVMAX》《れんげきウーラオスVMAX》はミュウミュウで対策しているようですね。
3位:れんげきウーラオスVMAX(44デッキ[36-8])
3位は『連撃マスター』で登場した《れんげきウーラオスVMAX》です!
《れんげきエネルギー》で2エネ分になるのですぐに必要エネをためられて、「キョダイレンゲキ」は2匹に大ダメージを与えられるので、うまくいけば2匹同時に倒してしまうこともできます。
そしてそれができるように、『双璧のファイター』が発売されてからは《ナゲツケサル》や《インテレオン》が採用されるようになりました。
1・2位にはミュウミュウで対策されていると言いましたが、そこをさらに《ドラパルトVMAX》で弱点を突き返してしまおうというデッキが組み合わせとしては一番多かったです。《ドラパルトVMAX》に関しては「ダイファントム」でベンチにダメカンを乗せることもできるので、そもそも《れんげきウーラオスVMAX》と相性がいいですね!
3位:ミュウツー&ミュウGX(44デッキ[36-8])
同率で3位になったのは、先程まで対策で1・2枚入れられていた《ミュウツー&ミュウGX》をメインアタッカーとして採用しているデッキです。
組み合わせとしては炎タイプが圧倒的に多く、次いで草タイプ、雷タイプ、フェアリータイプとありました。それ以外にも鋼、水、悪と組み合わせているデッキもあり、とにかく万能で、なおかつ弱点を散らせるのもかなりのメリットです。
5位:ムゲンダイナVMAX(27デッキ[25-2])
5位はベンチを展開するだけで一気にダメージが出せる《ムゲンダイナVMAX》デッキ!
《ガラルマタドガス》を相方に入れることで、相手の特性を止められるので、特性が重視される今の環境にはかなり刺さっています。
また、悪エネルギーを自由に動かせる《マニューラGX》もかなりのデッキに採用されていました。この場合、一緒に必要エネが多い《ブラッキー&ダークライGX》も入っています。
『双璧のファイター』発売後、《ガラルファイヤーV》の登場で特性によってエネ加速ができるようになったので《ムゲンダイナVMAX》が動きやすくはなった・・・のですが、《いちげきウーラオスVMAX》《れんげきウーラオスVMAX》に加えて明らかにこのデッキの対策カードである《ガラルサンダーV》も登場してしまったので、発売後の優勝数を見ても分かるように一気に逆風になってしまいました。
《ガラルファイヤーV》の弱点が草なので、ここをどう活かしていくかがカギになってきそうです!
6位:ドラパルトVMAX(23デッキ[18-5])
環境に思いっきり増えた《ミュウツー&ミュウGX》に対して弱点を突くことができ、なおかつ自分は弱点を突かれないという《ドラパルトVMAX》が6位に入りました!
《ムゲンダイナVMAX》全盛期には簡単に弱点を突かれるため一気に環境からいなくなってしまったのですが、その《ムゲンダイナVMAX》が環境のあおりで減ったおかげで再び出てきました。
《ホラー超エネルギー》+「ダイファントム」でミュウミュウを倒すことができ、さらにはベンチダメージを与えることもできるので、《れんげきウーラオスVMAX》との採用が非常に多く見られます。
ちなみに今回の集計では《れんげきウーラオスVMAX》側に《ドラパルトVMAX》との組み合わせの数を持って行きましたが、その13デッキを足せば《ムゲンダイナVMAX》よりも優勝数は多くなります。
それ以外の構築としてはエネ破壊型が多く、《クラッシュハンマー》《エール団のしたっぱ》《ギラティナ》といったカードを採用して相手に攻撃させないようにしながら攻撃する戦術を取っています。
『双璧のファイター』発売後は《オーロラエネルギー》と《ガラルサンダーV》を採用してさらに《ムゲンダイナVMAX》に強くする構築も流行りそうなので、勢いはかなりあるデッキです。
6位:いちげきウーラオスVMAX(23デッキ[19-4])
対をなす《れんげきウーラオスVMAX》には少し遅れを取りますが、《いちげきウーラオスVMAX》もしっかりとトップ10に入っています!
やることがかなりシンプルで、ベンチに《ヘルガー》を立てて特性でエネ加速、トラッシュした《いちげきエネルギー》は《活力の壷》で回収。この戦術に限るので、いかに序盤からポケモンをベンチに並べられるかがカギになってきます。
8位:マルヤクデVMAX(15デッキ[11-4])
8位には《マルヤクデVMAX》がランクインしました!
「ダイヒャッカ」で自分自身でエネ加速できるだけでなく、炎エネルギーがついていればいるほどダメージが上がっていきます。たねポケモンのサブアタッカーを置いて、メインで攻めていくことが多いデッキですが、《ビクティニVMAX》との組み合わせも多かったです。
ちなみに《ビクティニVMAX》との組み合わせは《マルヤクデVMAX》側には入れなかったのですが、その9デッキを足すとなんと同率6位が3デッキになります!
9位:アーマーガアVMAX/ドータクン(10デッキ[10-0])
第9位には《アーマーガアVMAX》がランクインしていました!していましたが・・・[]の中を見ても分かる通り、『双璧のファイター』発売後は優勝がありません。
これは上位の環境を見ると分かる通り、炎デッキがかなり増えた結果だと思います。
《アーマーガアVMAX》《ドータクン》の組み合わせはとても強く、《モミ》での回復との相性も抜群なので、逆風になっているのがちょっと切ないですね。
10位:マッドパーティ(9デッキ[9-0])
そして10位にランクインしたのは「マッドパーティ」です!
レギュ落ちした《ジラーチ♢プリズムスター》を採用した空が非常に強力だったのですが、それが無くても優勝出来るパワーを持っています。
ただしこちらも《アーマーガアVMAX》と同様に『双璧のファイター』が出てからの優勝は無し。どうやら9位以降はいまだどのデッキも平行線と言ってよさそうです。
トップ10以外の最新ポケカ優勝デッキ!
今回のトップ10はあくまで1月22日~3月24日全体を集計した結果なので、『双璧のファイター』発売後だけの優勝数ランキングではありません。
なのでこのトップ10には漏れたものの、『双璧のファイター』発売後に優勝をしたデッキもすべて挙げておきます!
・ブルー型レシリザ(1デッキ)
・カメックスVMAX/インテレオン(1デッキ)
・ラプラスVMAX/モスノウ(1デッキ)
・ダンデリザードン(1デッキ)
・クロバットV/チルタリス(1デッキ)
・フーディンV/ガラルサニゴーン(1デッキ)
環境上位通り炎がありつつも、それに弱点を突く水デッキも優勝しています。
CL愛知直前!最新ポケカ環境ランキングトップ10!まとめ
三神ザシアンがトップに君臨しつつ、おそらくその片方、鋼タイプに優位が取れるように炎デッキが包囲していて、一方で《いちげきウーラオスVMAX》《れんげきウーラオスVMAX》が暴れつつも、そこを《ミュウツー&ミュウGX》で抑えている。ざっくりとこんな環境になっているのではないでしょうか。
この記事を書いている時点でCL愛知まであと4日なので、大方デッキは決まっているかもしれません。ですが、まわりの環境を知ったり、今の自分のデッキに何か最後に修正を加えられないか。その参考として使って頂けるとありがたいです。
久々の大型大会なので、自分自身も開催がとても楽しみです♪