今回ポケカードラボでは、9/26(金)発売『インフェルノX』で登場した「バトルコロシアム」について考察します。
現環境に刺さっているはずの「バトルコロシアム」。でも本当に刺さっているのか、ちょっと疑問じゃないですか?
優勝デッキをいろいろとピックアップして、みなさんと見ていこうと思います。
ポケモンカードのデッキを構築する時の参考になるような記事になっています。関連デッキの紹介もしているので活用してくださいね。
バトルコロシアムはどのポケモンに刺さる?

おたがいのベンチポケモン全員は、相手のワザや特性の効果でダメカンがのらない。[ワザのダメージは受ける。]
少し難しいテキストですが、実際に挙げていくとすぐに分かると思います。
まず真っ先に思い浮かべるのは、現環境最強格の1匹、「ドラパルトex」。
「ファントムダイブ」での200ダメージは受けますが、ダメカン6個を自由にベンチに乗せれるという効果は無くなります。
さらに「マシマシラ」。
特性「アドレナブレイン」でこちらにダメカンを乗せられなくなります。
ちなみにこの特性、裁定が少し難しいのですが、「アドレナブレイン」自体は使うことができるので、
「アドレナブレイン」使用→ダメカンを乗せるポケモンを選ぶ→「バトルコロシアム」の効果でダメカンが乗らない→ダメカンは消滅
という風になります。「アドレナブレイン」そのものが使えなくなる訳ではないので注意してください。
そして「ヨノワール」「ユキメノコ」のスタジアムで封じられます。
「ヨノワール」の「カースドボム」も「マシマシラ」と同じく特性自体は使えますが、相手ベンチにダメカンは乗りません。つまり間違えて相手ベンチを選択するとただきぜつするだけという大損を生むのでこれも注意が必要です。
代表的なのを4つ挙げたので、刺さるデッキをまとめましょう。
ドラパルトex/ヨノワールデッキ、ドラパルトex/マシマシラデッキ、リザードンex/ヨノワールデッキ、マリィのオーロンゲex/ユキメノコ/マシマシラデッキ
ざっくりとこのくらいでしょうか。細かく分けるとさらに増えますが、見てもらうと分かる通り環境トップの多くのデッキに刺さっていることが分かります。
バトルコロシアムは本当に環境に刺さってる?
では実際にいろいろと見ていきましょう。直近、きのう9/28のシティリーグの結果から。
すべての優勝デッキのみに絞ってみると、この日10デッキは先ほど挙げた環境デッキ、そして5デッキに「バトルコロシアム」が採用されていました。
バトルコロシアムが刺さるはずの10デッキ
※画像タップでデッキレシピを拡大表示できます。
「ドラパルトex」「サーナイトex」が3会場、「リザードンex」「マリィのオーロンゲex」が2会場となっています。
「バトルコロシアム」が出されていない、またはうまくスタジアムを張り替えて、本来の動きをしていたのだと思います。スタジアムをこのデッキたちの好きなタイミングで張り替えられるのも、「バトルコロシアム」の弱点でもあります。
バトルコロシアムを使って優勝した5デッキ
※画像タップでデッキレシピを拡大表示できます。
「リザードンex」が2会場、宝石型の「リザードンex」「メガリザードンXex」のデッキ、「ソウブレイズex」「サーフゴーex」が1会場となっていました。
2つの結果を見てみると、刺さっていない場合の方が多いが、刺さる時は刺さる、といった感じでしょうか。スタジアムは張り替えられやすく、しかも相手のタイミングによるため、完全に防ぐことはどうしても難しいようです。
そして面白いのが「リザードンex」。どちらの場合でも優勝できています。それだけデッキ構築の幅があり、どの環境にも対応できるということが表れています。
「バトルコロシアム」が本来対策したいデッキの優勝数がかなり多いが、必ずしも刺さっていないわけではない。
「リザードンex」は「バトルコロシアム」を採用・不採用どちらの方でも強力なデッキを作ることができる。
「バトルコロシアム」の考察まとめ
個人的には「バトルコロシアム」は使いたい方なので、現状環境トップのデッキたちにどうしても力負けしてしまっているというのは悔しい気持ちがあります。
ですがこの記事はあくまで一部の結果を抜粋しただけであり、絶対の正解ではありません。
この結果を材料にしてさらに「バトルコロシアム」の研究が進んでくれると嬉しいです。
自分は「イダイナキバLO」に入れてみようと思います♪

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