初心者の方がまず戸惑いやすいルールのひとつが「マリガン」です。マリガンした時、どのような手順を踏めばよいかを理解しておくと、対戦をスムーズに始められます。本記事では、そんなマリガンの基本的な流れや注意点を初心者でもわかりやすく解説していきます。
マリガンとは?
ポケモンカードにおける「マリガン」とは、ゲーム開始時に手札に「たねポケモン」がいない場合に実施される“引き直し”のルールです。マリガンを行った回数だけ相手が追加でカードを引ける点が大きな特徴ですが、その由来はゴルフの非公式ルールにさかのぼります。カナダのゴルファー、デイビッド・マリガン氏がミスショットをやり直したことから、この名前が付けられたといわれています。
ちなみにポケモンカードゲームの公式用語として、”マリガン”という言葉はありません。あくまで選手たちが分かりやすい表現として、他ゲームから引用され、広く認知されています。
マリガンの手順
ここでは、ポケモンカードにおける「マリガン」の手順を、初心者の方がマリガンした時に戸惑わないよう、わかりやすくまとめました。対戦をスムーズに始めるためにも、ぜひ参考にしてみてください。
1.手札を引く
まずは、お互いのプレイヤーが山札をよくシャッフルしたうえで、それぞれ7枚の手札を引きます。
2.たねポケモンの確認
引いた7枚に「たねポケモン」が1枚以上あるかどうかをチェックします。
・たねポケモンがあった場合:
バトル場とベンチに配置するポケモンを決め、そのまま対戦準備を進めます。
・たねポケモンがなかった場合(マリガン):
相手にたねポケモンがいなかったことを告げましょう。(まだ見せない)
3.サイドカードを置く(たねポケモンがいる方だけ)
たねポケモンがいるプレイヤーは、サイドカードをセットします。
4.手札を公開
相手がサイドカードをセットし終わったら、マリガンしたプレイヤーは手札を公開し、「たねポケモンがいない」ことを相手に確認してもらいます。
しっかりと相手に確認してもらってから、手札のカードを山札に戻しすようにしましょう!この時相手は、本当にたねポケモンがいないのか?どんなデッキを使っているのか?という確認をしています。
初心者ではなくても間違っている人がたまにいるので、ここはしっかりと覚えておきましょう!相手がサイドを置いてから、マリガン側は手札を見せます!!
厳密には順番はありませんが、先に手札を見せてしまうと、バトル場に置くたねポケモンを相手が選択でき、相手が有利な試合のスタートになってしまいます。
5.手札を山札に戻し、再度ドロー
公開した手札をすべて山札に戻してシャッフルし、もう一度7枚の手札を引きます。もし再度「たねポケモンがいない」場合は、同じ工程を繰り返します。
相手の追加ドロー
自分がマリガンをした回数だけ、相手は“任意”で山札からカードを引けます。必ず引かなくてはいけないわけではないので、相手プレイヤーがどうするか確認しましょう。対戦がはじまってから追加ドローはできないので、対戦前までに必要な場合は追加ドローする必要があります。
例えば….
相手が複数回マリガンした時は、何枚追加ドローするか最初に宣言してから、マリガン分を引くようにしてください。最初に何枚追加ドローするか宣言することがルールとなっています。
準備完了
マリガンが終わったら、手札に「たねポケモン」がそろった状態でバトル場やベンチに配置し、対戦の準備が整います。
追加ドローした方は、追加ドロー後にベンチにたねポケモンを置くことができます。
まとめ
初心者の人がまず戸惑いやすいのが「マリガン」。マリガンした時に正しい手順さえわかっていれば、安心して対戦を始められます。実際、ジムバトル経験者でもマリガンの手順をうろ覚えだったり勘違いしていたりすることは珍しくありません。もし自信がない場合は、ここでご紹介した流れをもう一度確認してみましょう。初心者でも、正しくルールを知っていれば堂々と対戦を楽しめますよ。