ポケモンカードゲームの対戦において、サポートは自分の番に1回しか使えない、勝敗を大きく左右する重要な要素です。今回はその中でも、特にエネルギー移動に関わる2枚のサポート「Nの筋書き」と「ポピー」の違いについて徹底解説します。
今回は6月6日(金)発売『ブラックボルト』に登場する「Nの筋書き」を軸にして、どのような違いがあるのかを解説します。
ポケモンカードのデッキを構築する時の参考になるような記事になっています。関連デッキの紹介もしているので活用してくださいね。
「Nの筋書き」と「ポピー」の特徴と効果
「Nの筋書き」と「ポピー」の2枚はいずれも“エネルギーを移動する”という類似の効果を持っていますが、細かく見ていくと使い方や適性デッキに明確な違いがあります。この記事では、その違いをわかりやすく整理しながら、具体的な使いどころまで紹介していきます。
「ポピー」の特徴と効果
「ポピー」は、1匹の自分のポケモンからエネルギーを2個まで選び、他の自分のポケモン1匹に付け替えることができるサポートです。
ポイントは以下の3点
移動元は“1匹のポケモン”に限られる
移動先はバトル場でもベンチでもOK
基本エネルギーでも特殊エネルギーでもOK
つまり「ポピー」は、ダメージを受けてしまったポケモンからエネを移動させて、場のエネを確保したり、新しいアタッカーに付け替えてすぐに攻撃させる、といった動きができます。
「Nの筋書き」の特徴と効果

一方の「Nの筋書き」は、”自分のベンチポケモンについているエネルギーを2個まで選び、バトルポケモンにつけ替える”という効果です。
こちらのポイントは、
移動元はベンチポケモン(複数のポケモンから1個ずつでもOK)
移動先は“バトルポケモン限定”
基本エネルギーでも特殊エネルギーでもOK
つまり、「Nの筋書き」は“バトル場に集中してエネを送りたい”ときに真価を発揮します。例えば、ベンチの複数のポケモンでエネルギーを分散して加速しておき、必要なタイミングでバトル場に集めるという動きが可能です。
「ポピー」と比べると、移動できるエネルギーの種類は同じですが、移動元と移動先の場所、移動元が1匹のみか2匹でもOKか、この2点に大きな違いがあります。

「Nの筋書き」の使用例
具体的に「Nの筋書き」をどのように使うのが強いのか。すでにあるデッキ、ポケモンとのコンボをいくつか紹介していきます。
「オーガポンみどりのめんex」+「Nの筋書き」

これがおそらく一番思いつきやすく、そして使いやすいコンボだと思います。
2匹のベンチの「オーガポンみどりのめんex」にそれぞれ特性「みどりのまい」で草エネを1枚ずつ加速。あとは「Nの筋書き」でバトル場に草エネを1枚ずつ、計2枚移動して、あとは手貼りで攻撃。

例えばこの場合は、1枚ずつ特性で付けた草エネを「Nの筋書き」で2枚、「オーガポンいどのめんex」に移動。あとは水エネを手貼りすれば、「げきりゅうポンプ」で最速後攻1ターン目から2枚きぜつが狙えます。
「ロケット団のワナイダー」+「Nの筋書き」

コンセプトは「オーガポンみどりのめんex」とほぼ同じですが、こちらはトラッシュからエネ加速。

「オーガポンみどりのめんex」と違って、「ロケット団のワナイダー」はどのタイプの基本エネでも加速できるため、例えば今回のようなエネの種類を加速→「Nの筋書き」で「ピカチュウex」にエネ移動させれば、「トパーズボルト」のような複雑なエネの種類を必要とするワザも比較的簡単に使うことができます。
「Nの筋書き」と「ポピー」の特徴と効果まとめ
「Nの筋書き」と「ポピー」は、似ているようで異なる運用が求められるサポートです。それぞれの長所と制限を理解したうえで、自分のデッキに合った方を採用することで、試合展開をより有利に進めることができます。
特に環境が高速化している現在、エネルギー管理は勝敗に直結します。今回紹介した2枚のサポートの違いを正確に理解して、ぜひあなたの構築、プレイングに役立ててください!

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