ポケモンカードのジムバトルに初めて参加すると、対戦相手が見つからず「不戦勝」という扱いになることがあります。これは参加者が奇数だったときに起こるもので、バトルをせずに自動的に勝ち数がつくという、ちょっと不思議な仕組みです。いきなり「勝ちました」と言われると、「なんで勝ったの?」と戸惑うかもしれません。けれども、不戦勝は誰にでも起こり得ること。今回の記事では、不戦勝がどうやって決まるのか、そしてその時間をどう過ごせばいいのかを整理してみましょう。
不戦勝とは?
まず、ジムバトルは基本的に2人1組で対戦します。しかし、参加人数が奇数だった場合、1人余ってしまうことになりますよね。その余った1人が、その回だけは対戦なしで勝ち扱いとなるわけです。気をつけたいのは、「不戦勝になったけど帰っていいの?」「もう対戦できないの?」と早合点してしまうこと。実際には、次のマッチからは普通に参加できるのでご安心を。
不戦勝の勝敗は?
不戦勝が勝ち扱いになるのは、主催側が「バトルできないのに負けにするのはおかしいだろう」という考えを持っているからです。実際の大会運営でも、勝ち数をきちんと反映するほうが参加者にとって平等といえます。とはいえ、「対戦せずに勝つなんてズルじゃない?」と少し申し訳なく思う方もいるかもしれませんね。ただ、これは完全な運要素。誰が不戦勝になるかは、基本的に抽選やランダムで決まるため、自分でコントロールできることではありません。割り切って「ラッキーだな」と思い、次の対戦に備えておきましょう。
しかし、実力で勝ち進みたい人にとっては、運だけで勝ち星がつくのは複雑な気持ちかもしれません。大会の雰囲気や店舗ルールによっては、「不戦勝は引き分け扱い」となっていた事例もあるようです。これは大会主催の方針によるもので、全員にとって公平な形を模索した結果と考えられます。店舗や大会ごとに異なる場合があるので、事前に確認すると安心ですよ。
不戦勝中の過ごし方
では、不戦勝中の30分ほどの空き時間をどう過ごすか。実際にやることがないと手持ち無沙汰になりがちです。たとえば、会場がカードショップであれば、ショップ内をふらっと見回ったり、他の人の対戦を観戦したりするのも良いリフレッシュになります。ただし、あまり相手のデッキをのぞき込むような行為はトラブルのもとになるので注意が必要。もし近くにコンビニがあれば飲み物を買ってきたり、カフェがあるなら軽食を楽しんだりするのも一つの手ですね。対戦が続くと集中力を消耗するので、この機会にリラックスしておくと、次のラウンドで良いパフォーマンスを発揮できるかもしれません。
不戦勝を避ける方法はある?
不戦勝は、参加者が奇数のときに発生するやむを得ない仕組みで、完全にコントロールするのは難しいです。特に1回戦目はほぼランダムで選ばれるため、いくら不戦勝を望まなくても防ぎようがありません。ただし、2回戦目以降は同じランダムでもない場合が多く、選ばれる人がある程度限定されるケースが見受けられます。
たとえば、2回戦目は「1回戦で負けた人」から不戦勝を割り当てるというルールが採用されることがあり、3回戦目以降は「大会参加後、まだ1勝もしていない人」が優先して不戦勝になるパターンもあるようです。こうしたルール運用が行われる理由は、できるだけ多くの参加者に実際の対戦を楽しんでもらおうという配慮や、勝ち進んだ人同士での対戦機会を増やす意図があるからだと考えられます。
不戦敗ってあるの?
最後に、「不戦敗」についても気になる人がいるかもしれませんが、通常のジムバトルではまず聞きません。相手に連絡なく来ない、あるいは自分が試合を放棄したなど、特別な事情がない限り不戦敗は起こらないと考えて大丈夫でしょう。モチベーションを落とす原因にはなりにくいので、安心して参加できます
不戦勝のポイントまとめ。
まとめると、不戦勝はポケモンカードのジムバトルにおいて、人数が合わないときに発生するラッキー(または複雑)なシステムです。バトルせずに勝ててしまいますが、あくまで対戦者の調整策なので気にしすぎる必要はありません。対戦できるタイミングまで、心身をリラックスさせて次の試合に備えればOK。せっかくのジムバトルですから、楽しむことを最優先にしてみてください。いつか実力で勝ち上がる歓びを味わうまでの、ちょっとした休憩時間だと思えば、気持ちが軽くなるはずですよ。